谷川岳登山はロープウェイで初心者も楽々!?ペットと子供連れで挑戦

群馬旅行記

群馬県と新潟県の県境にそびえる谷川岳。ロープウェイを使えば往復5時間ほどで絶景登山を楽しめます。最初の1時間は楽々ハイキング、その後はハードな登り坂の連続。ペットと子供を連れて行きましたが登頂は結構大変でした。そんな苦難と絶景の谷川岳登山をご紹介!

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基本情報

駐車場

谷川岳ロープウェイに行くための駐車場は2箇。

■ロープウェイ乗り場直結の立体駐車場

【料金】1日500円

■谷川岳インフォメーションセンター

【料金】無料 ロープウェイ乗り場から徒歩5分ほど離れた場所(坂道登る必要あり)【時間】24時間開放。インフォメーションセンター利用者用と分けられていて、約150台が登山者用

谷川岳ロープウェイ ペットも可

【料金】往復 大人3,000円、小学生1,500円、未就学児無料、ペット800円

【営業期間】2024年4月22日~11月17日  【営業時間】(平日)8:00~17:00 (土日祝)7:00~17:00 天神峠展望台行上り最終15:30ロープウェイ単体上り最終16:30

■ペットはゲージに入れるか、頭をすっぽり隠せるようリュックなどにしまえばゴンドラに乗せることができます。

■リフトセットもありますが、山頂を目指す登山が目的なら、リフトは不要です。そのまま登山道を進みましょう。

約3分間隔で運行しています。所要時間は片道約15分の、ゴンドラによる空中散歩です。

夏休み等の観光のピーク時にはゴンドラ待ちで長い行列ができます。乗るときも降りるときも一時間近く待つこともあるので、時間に余裕を持って行きましょう。

登山しないなら続けてペアリフトも

天神平駅(ゴンドラを降りた場所)周辺のマップです。

ゴンドラを降りてから、さらにペアリフトに乗り、展望台から景色を楽しんだり、周辺の散策やピクニックしながら過ごすことができます。登山はしないけど景色を楽しみたい人はペアリフトを利用しましょう。

登山マップ

ロープウェイからは天神尾根ルートです。谷川岳への一番初心者向けのルートになっています。トマの耳、オキの耳を目指します。※先ほども書きましたが、登山目的ならペアリフトを利用せず、ゴンドラを降りたらそのまま登山道へ向かうのが一般的です。

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谷川岳登山出発(8時)

整備された登山道が続く

登山道に入って最初の目的地「熊穴沢避難小屋」までは、整備された平坦な道を進みます。ほとんどハイキング気分です。

やっぱりロープウェイを利用すると楽だなぁ。このまま山頂へ行けるのかな、と期待してしまいましたが、木々の間から遠くに高い山が。まさかあそこまで?なんて現実逃避をしていましたが、あの山頂に目指す「2箇所の耳があります。」

熊穴沢避難小屋到着(8時40分)

約40分で最初の目的地熊穴沢避難小屋に到着。ほとんど疲れずにここまで来ることが出来ました。小屋の中には机と椅子があり、ここで休憩することができます。

この先からは、気楽なハイキングではなく、体力と根性勝負の登山フェーズに変わります。体力に自信のない方や時間のない方は、ここで引き返すか、次の目的地「天狗のトマリ場」まで頑張り、少しの登山と絶景を楽しんで帰るのもありかと思います。

足元の悪い登りの連続

小屋から先は整備された道ではなく、土と砂利、岩の、登り坂が絶え間なく続きます。普段運動していない自分にはかなりきつく、連れてきたペットは段差がきつく、ほぼリュックに入れた状態です。

天狗のトマリ場到着(9時00分)

登り始めて約1時間で「天狗のトマリ場」に到着。存在感ある大きな岩があり、たくさんの登山者が、その上に登って休憩しています。

ここまで来ると、標高が一段と高くなり、高い木がなくなるため景色もいいです。心地よい風も吹き、休憩するのに最適です。

皆で休憩しながらお菓子を食べました。

ここからはさらに過酷な登り坂が続きます。子供は疲れと、長い登山に飽きてしまい、もう帰ろう、登って何があるんだとぐずりだし説得するのが大変でした。

登山道は変わらず土と砂利、岩が続き足元が悪いです。道も狭いので、下りの登山者と譲り合いながら進みます。

途中からは、振り返るとどこからでも絶景を見渡せます。残念ながら子供は景色に興味がないので、引き続き説得に大変です。

最後は急な登り坂。この日は強風で、周りに風を遮るものがないため、直で風の影響を受けます。

唯一ここだけ雪が残っていて、溶け出した水が階段を濡らしていました。

肩の小屋到着(10時間35分)

出発から2時間35分で肩の小屋に到着。ペットを背負いながら、さらに、子供を説得しながらここまで登るのが大変でした。

ボットン便所ですが、トイレが設置されています。協力金として100円が必要なので、小銭を用意していきましょう。また、水やスポーツドリンク、ビール、おにぎりなども販売しています。値段は高いですが、この標高にトイレや買い物できることに感謝して利用しましょう。

肩の小屋で気が緩んでしまいがちですが、ここが山頂ではありません。もう一踏ん張り気合を入れて登りましょう。登り途中に山小屋を振り返った写真。稜線と赤い屋根が絵になります。

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トマノ耳とオキノ耳を登頂

トマノ耳到着(10時45分)

出発から2時間45分でトマノ耳に到着。やっと着いたという達成感よりも、次のオキノ耳がまだ続くのかという気持ちのほうが強かったです。

また、周りを見ていると、ここを山頂とし、次のオキノ耳までは行かずに、帰る人も多くいました。

トマノ耳から見るオキノ耳。結構距離を感じますし、トマノ耳から一度下ってまた登り坂を進まなくてはなりません。トマノ耳で帰る人の気持ちもよく分かります。

自分もトマノ耳で帰ろうか相当迷いましたが、ここまで来たからにはと、頑張ってオキノ耳を目指しました。

オキノ耳到着(11時10分)

出発から3時間10分で最終目的地となるオキノ耳に到着。

ここまで大変さが上回っていましたが、ようやく山頂まで来た達成感と、登ってよかったという充実感が湧き上がってきました。

登頂達成を満喫するため、崖っぷちで景色を楽しみながらお菓子休憩をしました。

帰り道は砂利が滑りやすく危険

帰り道は景色が良く、下りが多いので行きよりも気分的にも体力的にも楽ちんです。それでも、砂利や大きな岩が多い道なので、下りのほうが足元が滑りやすく危険を感じます。怪我をしないよう注意を払いながら慎重に進みましょう。

ロープウェイに戻る(13時20分)

帰りは少しの休憩を挟み一気にロープウェイのある天神平駅まで戻りました。最後に駅にある群馬のマスコット「ぐんまちゃん」と記念撮影を撮って終了です。帰りは1時間30分くらいだったと思います。

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感想

雪がほぼ残っていないことを確認し、6月中旬の土曜日に行きました。まだ、谷川岳の本格的な登山シーズン前だったため、ゴンドラは全く並ばないし、登山道も人が少なめで快適でした。

事前にあまり調べず「ゴンドラに乗れば初心者でも山頂に行ける」という言葉だけを見て行ったため、ペットと子供連れには想定が甘かった分大変でした。それでも、稜線を望む絶景は感動的なので、ぜひ、谷川岳に登ってみてください!

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