千葉県勝浦市にある「鵜原理想郷(うばらりそうきょう)」。リアス式海岸の絶景を楽しめるハイキングコースが人気のスポットです。また、コースの途中にある鵜原海水浴場には、海に立つ白い鳥居もあります。そんな鵜原理想郷の駐車場やハイキングコースなどの詳細についてご紹介します。
基本情報
【住所】千葉県勝浦市鵜原958−3
【営業時間】24時間開放
無料の駐車場
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鵜原理想郷の入り口付近に、10台ほど停められる無料の駐車場とトイレがあります。
JR鵜原駅から徒歩で10分ほどの距離なので、歩いて鵜原理想郷に来ることも可能です。
鵜原理想郷の全体マップ
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一周約2,300mのハイキングコースで、マップの右側Pと記載のあるところが、先程の無料駐車場です。
ここから矢印に従ってぐるっと一周するのに、約1時間の所要時間となっています。
ハイキングコースを周ろう
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大正初期にこの場所を別荘地にする計画があったことから、理想郷という名前がつけられました。
ハイキングコースの入口には、創業100年以上の歴史を誇る老舗の鵜原旅館があります。洞窟風呂やトンネル風呂などここならではの温泉が人気の旅館です。
薄暗い手彫りのトンネル
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入口からすぐのところに手彫りのトンネルがあります。
一つ抜けるとまた一つ。。
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ぴちゃっ ぴちゃっ
どこかで水が滴る音。。。
理想郷という名前をイメージして行くと、あまりにギャップを感じてしまう薄暗くて怖い雰囲気のトンネルが続きます。
本当にこの道なの?と心配になるかもしれませんが大丈夫です。間違っていませんのでこのままトンネルを進みましょう。
幸せの鐘がある「手弱女」
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トンネルを抜けると風雨にさらされてできた、不思議な形の岩が現れます。その岩の上にあるのは、、理想郷の景観を詠んだとされる篠田悌二郎句碑です。
鵜原理想郷は、多くの文人が訪れた場所としても有名で、誰もが知る与謝野晶子もこの地を訪れ詩を詠んでいます。
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岩の先に最初の目的地となる「手弱女(たおやめだいら)」があります。開けた場所で、今までの薄暗い雰囲気を一新するきれいに整備された景色の良い場所です。
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崖の上には、幸せの鐘のモニュメントがあり、時折、誰かが鳴らした鐘の音が理想郷に響き渡っています。
手弱女は全体的に露出した岩が多く、足元が滑りやすいです。転ばないように気をつけながら慎重に歩きましょう。
毛戸岬と白鳳岬
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毛戸岬。
特に特徴がないため、全部回ろうという目標がなければ飛ばしてもいいかもしれません。
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白鳳岬。
迫力ある崖と地層を見ることができます。
360度の絶景を楽しめる「黄昏の丘」
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鵜原理想郷の景勝地の中でも一番の開放感と360度の絶景を楽しめる「黄昏の丘」。小高い丘になっていて、視界を遮るものが何もないため、広々としていてとっても気持ちの良い丘です。
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丘の上には机と椅子があるので、景色を見ながら休むことができます。ただし、周りに何も無い分、風の影響をとても受けやすいでので注意しましょう。
自分が訪れたときも体が飛ばされそうなくらいの強風でした。
600年以上の歴史ある大杉神社
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黄昏の丘から少し先の鬱蒼とした林の中に、朽ちかけたような古びた鳥居があります。恐れ多い雰囲気を醸し出しています。
この鳥居の先にあるのが、600年以上前に建てられたとされる歴史ある大杉神社です。クジラの頭骨が奉納されていて、海上安全、大漁祈願などが込められています。
鵜原海水浴場の白い鳥居
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ハイキングコースの最後にある鵜原海岸。この海岸には、白い鳥居で有名な八坂神社の一ノ鳥居があります。
波に打ち付けられ、飛沫を上げながら立つ姿は、とても力強く荘厳な雰囲気。まさに、鵜原理想郷の最後にふさわしい絶景です。
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この日は荒れていましたが、波が穏やかなときは透明度の高いきれいな海です。白い砂浜が広がり、遠浅なので夏には海水浴場としても人気のスポットとなります。
感想
絶景と寂れた雰囲気が入り交じる不思議な場所でした。3月の平日で、人がほぼいなかったことと、天気も曇りがちだったたからもしれません。時期や天気によって印象は大きく変わると思います。
なにはともあれ、駅から近く、所要時間も1時間くらいなので、気軽に楽しめるハイキングスポットとしてオススメです。夏は海水浴もできますので、ぜひ、鵜原理想郷に行ってみてください!
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